市民と野党をつなぐ三田の会ー虹の会さんだ

市民の力で、野党共闘を実現しよう。

虹の会さんだNEWS  9月号発行

 

衆院解散・10月総選挙の見出し
安倍首相の森友・加計疑惑隠しの解散か

 9月17日(日)は早朝からネットでは安倍首相の臨時国会冒頭での解散・総選挙のニュースが飛び交っています。このニュースに接して先ず感じたことは、あくまでも権力に執着する安倍晋三のなりふり構わない姿であり、「政治私物化」の極めつけです。森友・加計疑惑は安倍首相個人が招いた政治私物化の醜い産物であり、昭恵夫人もこの問題では重要な役割を演じた当事者です。夫婦揃って政治私物化というあってはならないことが、平然と権力中枢で行われているのが今の安倍政権です。
 解散・総選挙は間違いなく行われるでしょうが、与党から聞こえる解散・総選挙の名目はアベノミクスの継続のほか、教育や社会保障制度を抜本的に見直す「人づくり革命」(意味不明の言葉が踊る!)を打ち出すらしいのですが、これは8月3日のお詫び内閣改造の中身と一緒で、解散の意味は不明です。現実は格差拡大、社会保障予算は削減の方向は変わらずです。ついでに政治利用の北朝鮮問題を持ち出し、「安保法制の意義を問い直す」(これが解散理由の世論受けを狙ったナショナリズム煽りの本音!)らしい事が伝えられています。それとて対決・制裁一辺倒のアメリカ追随では緊張を高めるだけです。ドイツのメルケル首相の言葉が全てだし、残念ながらその高い見識がない首相が安倍晋三であることが、日本の悲しいところです。

『はっきり言っておくが平和的な外交による解決しかありえない』

衆院解散の野党共闘の争点は明確にできる
 争点は森友・加計疑惑に見る権力の私物化、憲法9条と安保法制、原発北朝鮮問題、そして立憲主義・民主主義の回復。安倍自公政権に対して明確な対立軸を示して戦える筈です。国民は情緒に流されやすいと高をくくっている自公安倍政権に対して、野党が一致して争点を示せるかが鍵です。過去2年間の市民運動では野党との基本的理念や政策合意も出来ています。民進党の前原代表の野党共闘に向けての決断が全てです。これ以上安倍政権が続くことは、日本が凋落の一途をたどり、駄目になることを意味します。市民運動野党共闘実現のために、市民や政党に強く働きかけることが益々重要になってきています。

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