市民と野党をつなぐ三田の会ー虹の会さんだ

市民の力で、野党共闘を実現しよう。

安倍政権打倒の野党共闘に向けての民進党へのアピール

三田市を含む兵庫5区で野党共闘を実現するために、三田市に拠点を置く市民団体「虹の会さんだ」では民進党の前原代表にアピール文を送りました。その内容を下記に公開します。日本各地で野党共闘の動きが活発化しています。緊張する米朝関係を煽る国連での安倍首相の演説は、北朝鮮に日本攻撃の口実を与える最悪の愚です。権力維持のためならなりふり構わない姿は、卑劣そのものです。安倍政権は一刻も早く打倒するしかありません。今こそ市民が「政治を変える」時です。

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2017/9/23 

民進党代表  前原  誠司 様

市民と野党をつなぐ三田の会(略称:虹の会さんだ)

代表  新納  晃重(事務局:正木)

 

衆議院「兵庫5区」における野党共闘の実現について(ご要望)

 安倍晋三首相は衆議院解散を、憲法違反の疑いがある臨時国会冒頭で行う意向を固めたと報道されています。予想される日程は10月10日公示、10月22日投票の可能性が極めて濃厚と言われています。この選挙戦で安倍暴走政治にストップをかけるため貴党を含めた4野党(民進、共産、自由、社民)全体で自公勢力を圧倒し、勝利することを強く望んでいます。森友・加計疑惑から逃亡し、日本を狙ったものでない北朝鮮ICBMに役に立たないJアラートを発動し国民を脅しまくり、若者を汽筒の淵に追い込み、子育てが困難な環境を放置し、老人の命の蔓を召上げ、沖縄辺野古・高江の強行弾圧、原発を再稼働するだけでなく他国に売り込み、被爆国日本が核兵器禁止条約を妨害し世界中の良心に背負向け、安保法、共謀罪につづき総仕上げとして9条改悪から憲法壊憲へと立憲主義に敵対するファッショ的な色濃い安倍独裁政権を打倒することは今や国民的課題になっています。
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 民進党に関して私たちは直接に耳に入るのは、「民主党政権に期待し支持もしたが、消費税で裏切られた」「どうも腰が座らない姿勢が嫌い」などまだましで、ひどい場合には「政権と野党の間をコウモリのように・・・」という声もあります。しかし、悪意あるマスコミがねつ造した情報というせいかもしれませんが、やはり真摯に受け止めねばなりません。しかし民主党政権下で有効な法案成立は自民党政権を大きく凌いでおり、またとん挫したとはいえ「辺野古最低でも県外」を打ち出した鳩山構想がアメリカやその手先ともいうべき官僚群や政治勢力につぶされても、鳩山氏や民主党に敬意をはらわざるを得ません。
 今、安倍政権や一部マスコミが生み出した虚構の束縛や軛から離脱しつつある人々は確実増えています。9月19日の国会前集会に万を超える市民が集い声を上げています。野党勢力の中でこうした声を無視して野党共闘に背を向けるかの勢力が力をもち、共闘自体がとん挫することがあれば、後世の歴史に汚点を残すことになります。私たちが求めているのは、前原代表と貴党が安倍政権との対峙の中で、その中心で名誉ある存在を占めてほしいと望んでいるのです。決して4野党のひとつとしてでなくそれを強く領導するリーダーとして剛腕を振るっていただきと願ってやみません。たしかナチス勢力をフランス全土から駆逐した反ファッショ人民戦線を亡命地フランスから領導したのはかのドゴールだったのは周知の事実です。
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 私たちの選挙区は兵庫5区です。5区のなかに豊岡市出石町とういう歴史ある城下町がありますが、反軍演説で名を馳せた斎藤隆夫氏のふるさとです。1940年2月2日の帝国議会で行われた反軍演説は日中戦争の最中で太平洋戦争の1年10カ月前とういう時点を考慮すれば、軍部と大政翼賛会の狂乱ぶりは察して余りあります。かくして氏は帝国議会から除名処分になりました。そしてその後、氏は帝国議会に翼賛会非推薦のまま再挑戦しますが見事トップ当選を果たしました。あの時代にです。
 何事にも揺るがない不屈の精神を育んだ郷土を誇りに想い、先人と支えた人々が私たちの拠り所です。私たちも立ち上がります。

 

前原代表、民進党の皆さん

 安倍首相の自己保身で大義なき解散総選挙に対し「市民と野党の共同、野党は共闘」の立場から、野党第一党の責任と役割を再認識し、私たち市民の導き手として希望を持って先導してくださることを強く強くご要望いたします。