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森友疑惑 登場人物の相関図

 3月27日佐川宣寿財務省理財局長への証人喚問は、真実を語らない証言拒否連発の中で、安倍政権におもねる「政治家や昭恵氏の関与なし」の断定発言は国民の不信を一層増幅させるものでした。何を根拠にその発言をしたかを問えば、刑事訴追の恐れがあるので答えられないと言う。矛盾に満ちた証言は安倍政権のもとで、政治がいかに劣化しているかを示すものです。〝ウソがバレなければ何をしてもいい〟という安倍政治の体質が改めて示されてもので、この国の民主主義はまさに今風に言えば〝ヤバイ〟状態一直線であると言えます。

  ところで、この森友疑惑の破格の9割引きの国有地払い下げや公文書改ざんの問題、過去に遡ってネット上にある資料を見ていくと、安倍首相やその妻・昭恵氏の関与が当初より明白で、その背後には日本最大の右派組織「日本会議」の存在があることが分かります。「日本会議」は、政財界・文化人・芸能人などを会員を持つ団体ですが、その思想の根本は戦前・戦中の神道国家主義を是とするもので、民主主義とは全く相容れないものです。安倍首相はこの「日本会議」と深い関係にあり、また政権への強い影響力も持っています。

 「日本会議」は憲法改正を最大の政治目標にしており、安倍政権の憲法改正を組織をあげて応援しています。戦前回帰の価値観を押しつけ、家父長的家族制度復活や男女同権への嫌悪(ジェンダー論否定)、道徳教育の復活(学校教育への介入)、女性宮家創設反対(天皇の政治利用)などことごとくアナクロな主張を行っています。

 この森友疑惑は「日本会議」の人脈の相関図を見ると腑に落ちるところがあります。森友疑惑の起点は安倍晋三昭恵夫人日本会議の人脈の中で起こったものと言えそうです。ネット上に分かりやすい『アベ政治プロデュース【アッキード疑獄・シンゾウゲート疑獄】相関図』(ブログ夢幻と湧源より)なるものがありましたので、ご覧ください。出典先のそのブログもリンクしておきます。このブログは詳細に事実や資料に基づいて安倍政治を分析・批判しているもので、読み応えあるものです。

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 森友学園は「日本初めてで唯一の神道の小学校」を謳い文句に開校する予定でした。開校予定の学校の名前は「瑞穂の國記念小學院」で名誉校長は安倍晋三首相の妻、昭恵氏。校長の籠池泰典氏は「日本会議大阪」の責任者でした。小学校紹介のWEBサイトのには昭恵氏が名誉校長として堂々と紹介され、ご本人もこの学校の理念に賛同のあいさつを寄せていますし、衆議院議員平沼赳夫氏のあいさつもあります。平沼氏が会長を務める「日本会議国会議員懇談会」には、安倍晋三首相や自民党の有力議員が名がズラリとあります。この神道教育を掲げる小学校の教育理念はズバリ「日本会議」が目指す教育に一致するものです。以下はその教育内容でが、戦前の神道国家主義を小学生に教え、天皇を中心とする国家感を植え付けるというものです。

天皇国日本を再認識。皇室を尊ぶ。伊勢神宮天照大御神外八百万神を通して日本人の原心(神ながらの心)、日本の国柄(神ながらの道)を感じる。

愛国心の醸成。国家観を確立。

教育勅語素読・解釈による日本人精神の育成(全教科の要)。道徳心を育て、教養人を育成。

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 「日本会議」が自分たちの主張を子供たちに教え込む理想的な小学校ができるわけで、組織と人脈をあげて支援したとしても不思議ではありません。権力の座にある安倍首相はこの「日本会議」と非常に親しく、容易に国有地を激安で払い下げるという事もできたのではないでしょうか。

 安倍首相は2015年9月3日に安保法制審議の最中、国会をサボって来阪し、お気に入りの読売テレビに番組出演しています。この日は近畿財務局および国交省大阪航空局は工事業者と面談もしています。国有地払い下げの便宜について、安倍首相が当局に話をしたのではと疑いを持ちたくなります。さらに昭恵夫人は5日に塚本幼稚園で講演し、小学校の名誉校長に就任した日でもあります。9月3日から5日にかけての動きは実に不可解な〝疑惑の3日間〟です。

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出典:朝日放送・情報番組キャストより

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出典:「週刊文春」2017年3月23日号『安倍晋三記念小学校“財務省三悪人”』より

 難航していた国有地取得の価格交渉は、昭恵氏付経産省出身の谷査恵子氏からの財務省へのfaxから急転直下、森友学園に有利に展開して行きます。このファックスは籠池氏の2017年3月の国会証人喚問で籠池氏側から飛び出します。ファックスの日付けは2015年11月15日となっています。昭恵氏が森友学園の名誉校長に就任した年です。実はノンキャリアの経産省の職員である谷氏が、森友学園の土地取得に関して財務省への問い合わせは通常あり得ないということらしい。事実は谷氏の上司である今井尚哉首相秘書官(経産省出身)の指示ではないかと言われています。今井秘書官は安倍首相の信頼の厚い人物で、森友疑惑でも安倍首相の意向を汲んで様々な画策をしたのではないかと疑われています。

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2017年3月の国会証人喚問で籠池氏から提供されたFAX。アンダーラインの箇所が重要

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 今井首相秘書官と内閣総理大臣夫人付の谷査恵子氏(谷氏は現在イタリア大使館1等書記官で栄転)

 余談ですが、安倍首相の怒りはすさまじかったそうで、「逆鱗に触れた谷氏の左遷情報がすぐさま霞が関を駆け巡った」という噂です。まあ、すぐヒートアップする安倍首相ならありそうなことですが、谷氏にしたらトバッチリもいいとこでしょう。元々は安倍首相と昭恵氏がこの疑惑の張本人なのですから。“口封じ”に海外に飛ばされたというところでしょうか。補足ですがノンキャリの職員が大使館への栄転は異例中の異例だそうです。何をか言わんやです・・・。

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出典:森友相関図 東京新聞2017年11月23日より

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出典:昭恵氏の国有地売却に関係 東京新聞2017年3月25日より

 忘れてはならないのは、この疑惑というかすでに刑事事件ですが、2017年豊中市会議員の木村真氏の情報公開請求でこの不可解な国有地の取引が、世間の知るところとなったことです。2017年2月8日、情報公開請求した当該国有地の売却額を非公表とした国の決定に対し大阪地裁に提訴。直後に記者会見を開き、新聞記事に取り上げられたのが「森友問題」が火を噴くきっかけとなりました。不都合な事実は隠す、破棄する、改竄するという一連のウソで塗り固めた安倍政権の体質の異常さはすでに頂点に達しています。国民は舐められ、バカにされている状況と言ってもいいでしょう。

 「日本会議」とそれにつながる安倍首相と昭恵氏が国政を私物化し、ひいては民主主義そのものを機能不全に貶めているこの事実、残念ながらこの点に関しての国民の認識は低い気がします。これだけの安倍政権の政治私物化や軍事優先の米国従属の国家主義的な政策を目にしながら、この政権の存続を許すという民度は何なのかと思わずにはいられません。お任せ民主主義に真面な政治は期待できません。このままでいいのか。政治は国民、市民のもののはずです。腐敗した安倍政権を倒し、立憲主義、民主主義を機能させ真面な政治を取り戻す力は国民、市民の意志表示と政治参加しかありません。

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