安倍政権存在がもたらす知性と倫理崩壊の日本社会
ボロボロ安倍内閣支持率下げ止まりの不思議
安倍内閣の支持率はNHKの6月世論調査でも38%を維持しています。3ヶ月連続不支持が支持を上回っていますが、問題は働き方改革(過労死容認の働かせ放題法)やTPP11関連法(グローバル企業優位の経済・食料の主権放棄の不平等法)の数に任せての国会で繰り返される一方的法案を通すやり方に、過半数の国民は無関心。さらには森友・加計疑惑の安倍首相の明らかな関与にも世論の反応が極めて鈍い。民主主義無視や政治私物化の極右・腐敗政治にも不支持が世論の大勢になり得ていません。メディアの権力批判の弱腰と過半数の国民の政治的無関心が、今の停滞する政治状況を作り出していることは間違いありません。政治は誰がやっても同じ、世の中は変わらないというお上のもの(他人事、政治的意思表明を忌避する風土)という、前近代的な民度が潜在的に国民意識の中に残っているのでしょうか。
知性・倫理崩壊の安倍政権は倒すしかない
下に掲げる写真は日本の首相の安倍晋三ですが、何度見ても「この人格で首相?」と目を疑いたくなるものです。国民は安倍首相が本当に日本の政治を担う人物かを判断するには充分すぎる画像だと思うのですが。真面な思考も議論もできない人物が、悪しき国会議員の世襲容認の旧態依然の政治風土と民主主義制度の脆弱性を隙をついて、国民が選挙を通じて最高権力者にしてしまったのが、今の「安倍晋三」です。もう充分ではないでしょうか。安倍政権の5年半で社会は加速度に悪化の方向を辿っています。アメリカ追随、政府がアメリカに提案した辺野古新基地の建設強行、北東アジア危機扇動の軍備増強、福祉予算削減、人権無視の共謀罪ほか一連の悪法の強行採決。一方で労働者の所得は上がらず、非正規雇用は増大し格差や軋轢が生まれる土壌が生まれ、確実に社会の毀損が起こっている現実があります。
しかし、自民の二階幹事長はその事実認識がないおバカな発言(6月26日講演後の質疑)をしています。「“産まない方が幸せ”は勝手な考え」「食べるのに困る家はない」などと。自民の議員のこの手の発言は安倍政権になって堂々と行われていることに、危機感を感じます。何故ならこの程度の社会認識しかない彼らが権力中枢で政治を行っているという日本政治は無惨の一言。彼らの価値観は敗戦で否定された国粋主義の思想が色濃くあり、政権与党にいることの傲慢が言わしめた本音。政治に携わる資格などあろうはずがありません。
内向き志向で、過去にしがみつく「日本スゴイ」の風潮と国粋主義の台頭、それに乗ずる低レベルの安倍の取り巻き国会議員、御用学者や知識人、経済人、有名人がゾンビの如く湧き出る惨状は、反知性主義や倫理崩壊が確実にこの社会を覆っていることを示しています。安倍自公政権はもはや民主主義、立憲主義の破壊者そのもので、その長たる安倍首相に政治的ビジョンを語る能力は全く期待できないし、元々備わってもいません。権力にしがみつく、チンケな独裁者で、保身のためなら、国民を犠牲にしてトランプの靴でも舐めかねないという破廉恥漢。この眼前で繰り返される不毛な安倍政治に多くの国民が気付いて欲しいものです。「外交の安倍?」が支持の理由になっているようですが、経済援助と称して血税が使われ、国民の暮らしが犠牲にされていることを忘れてはなりません。この政権は百害あって一利なし、もはや倒すしかありません。
※安倍首相の異常な党首討論の動画もリンクしておきますが、はっきり言って不快になります。安倍の卑劣
さ・無知振り全開です。よかったらどうぞ。
【党首討論】安倍総理、委員長に再三注意されるも延々喋り続けて岡田氏の割当時間を使い切り、最後に応答した岡田氏に「やっぱり岡田さんルール守んなくちゃ!」
— れもんた (@montagekijyo) June 27, 2018
( ゚д゚ )ポカーン pic.twitter.com/AxAydRf9a5
軍隊のない国のリアルを識る「コスタリカの奇跡」上映会開催
軍隊がない?目から鱗が落ちるそんな国が中米に存在する。ややもすると、軍隊なくして国の独立は守れるのか?極東アジアでは地政学的に無理では?と色々と疑問は浮かびますが、それを国家として実践しているのがコスタリカ、百聞は一見に如かず。既存の常識論の中で平和を論じてしまいがちですが、今後あるべきオルタナティブ(alternative「主流でない、メインではない、本流ではない、とってかわるもの」の意味)な方法が、一方で存在するリアルを識ることは重要だと思います。真面に考えれば軍事費ほど無駄なものは無いはず、それが国民生活向上に活用できればどんなにいいか、誰も疑問を挟まないでしょう。
コスタリカは1948年に軍隊の廃止を宣言。軍事予算をゼロにし、予算を福祉や教育に充てることで、教育と医療の無料化を実現。地球幸福度指数は世界一です。紛争の絶えない中南米で、武力に頼ることなく平和を維持してきた同国の歴史を描くドキュメンタリー映画です。いま全国で自主上映され、大きな反響を呼んでいます。一方、平和憲法を持ちながら改憲とアメリカ従属の軍拡にはしる安部政権とは対照的。平和を考えるきっかけになるこの映画を是非ご鑑賞ください。
日時▶7月16日(月・祝)1回目・13時〜 2回目・15時〜 場所▶三田市総合福祉保健センター・多目的ホール 協力金▶前売り800円・当日1000円・学生500円・障害者 無料 連絡先▶新納090-6204-4028 松岡090-9216-8226
●虹の会さんだニュース6月号です。ダウンロードして鮮明に読めるよう改善しました。